2015年6月26日、アメリカの連邦最高裁判所は、同性婚を憲法上の権利として認めました。そして日本でも、続く2015年11月5日、東京都渋谷区が同性婚を合法化しています。 近年、同性愛者の権利を擁護するこのような流れが世界的に広がりつつある一方、未だ反対の立場を取る人も多くいる中で、この問題は宗教的にも社会的にも多様な議論がなされる重要なテーマとなっています。 人はなぜ同性愛になるのか? 同性愛は本当に罪なのか? 同性愛を問題視する場合、その解決方法はあるのか? 本記事では、同性愛問題に関心のある全ての方にとって重要なこれら三つの問いに対し、最新の研究報告と、聖書的な視点を踏まえ、確かな答えを提供していきます。特に、同性愛的な性的志向そのものの改善方法については、他の日本語のウェブサイトや本でほとんど見られない画期的な情報をお伝えしていきたいと思います。 同性愛に関する基礎用語 はじめに本論を進めていく前に、同性愛者に関わる用語について、その正確な定義を確認していきたいと思います。 生物学的性:生まれた時の身体的特徴から判断された性。肉体上の性のこと。 性自認:自分がどの性別かという自覚のこと。肉体上の性別とは異なる視点。 性的指向:好きになる相手の性別のこと。 性同一性障害(トランスジェンダー):体の性と心の性が一致しない人のこと。 同性愛者(ホモセクシュアル):同性(生物学的性)を好きになる人のこと。英語では「ホモセクシュアル」となるが、この言葉は欧米や日本において、男性の同性愛者を指して用いられる場合が多い。また「ホモ」という略語は差別的表現と見做される風潮があるため、通常は用いられない。 両性愛者(バイセクシュアル):男性・女性の両方を好きになる人のこと。 ゲイ=男性の同性愛者のこと。より正確には、①男性の体で、②自分を男性であると認識し、③男性を好きになる人のこと。「ホモ」とは異なり、「ゲイ」という呼び名には肯定的な意味合いがあるため、通常の呼び名として用いられる。 レズビアン=女性の同性愛者。より正確には、①女性の体で、②自分を女性であると認識し、③女性を好きになる人のこと。 「レズ」という呼び名は差別的なニュアンスとなるので、通常は「レズビアン」もしくは「ビアン」と呼ばれる。 LGBT:レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(B
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