AKB48の大成功を通して、今や秋元康さんの存在を知らない方はいないでしょう。 今回は推定年収が100億円とも言われる秋元康氏の成功のカギがどこにあるのか・AKB48が大成功した背景にあるビジネスモデルとはどんなものなのかを探っていきます。 年収100億のAKB48秋元康に学ぶ成功のカギとは? お金には興味がない 嫌味に聞こえそうな話ですが、秋元氏はインタビューのたびにそう答えています。 高校生のときにはすでにラジオの台本を書く作家として活躍して月に10万円ほどの収入があり、大学生のときにはすでにサラリーマンの数倍は稼いでいたと認める彼は「お金を稼ぎたい」という発想ではなく「面白いことをしたい」という気持ちだけで現在も多忙な日々を送っています。 「お金で苦労する下積み時代がないから、お金に執着がない」という彼の言葉をただ嫉妬するのは簡単ですが、ここに多大な収入を得るヒントが隠されているとも言えるでしょう。 スポンサーリンク 経験を積めば積むほど、成功体験に頼りたくなる 彼は「失敗」について、失敗を恐れすぎると発想に柔軟性がなくなりつまらないものしか生み出せなくなるが、恐れずに独りよがりな発想ばかりでもヒットは出ない、そのバランスが大切だと述べています。 利益を得ようとするときの「攻めと守りのバランス」が絶妙である点に秋元氏の成功があるといえます。 AKB48に見るビジネスモデル=自己実現と情報 AKB48に対する秋元氏の商法は一つのビジネスモデルといえるでしょう。 その焦点は「自己投影」にあります。ファンが一人ひとりのメンバーを熱心に応援するのはそこに青春時代の自分を投影するからです。 「あるメンバーの活躍を自分の活躍に置き換えて満足感を得たい」というニーズに見事答えられるシステムが作られたのが成功の元です。 つまりファンはメンバーにお金をかけていながら実は自分にお金をかけているのです。「あまりかわいい子はメンバーにしない」という戦略は自己投影をしやすくするためです。 「近づきがたい子」よりも「身近にいるような子」の方が自己投影しやすいので人気が上がるということです。
0コメント